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Channel: Illustratorのツボ »印刷データ作成の基本
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【画像の解像度】印刷方法によって異なる適正解像度

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画像の適正な解像度は、印刷方法と用紙で決まります。主な印刷方法はオフセット印刷(枚葉印刷機、高速輪転機)、活版印刷、グラビア印刷に分けられます。用紙はアート紙からコート紙、上質紙、新聞用紙など様々です。この組み合わせによって印刷の「線数」が決定し、適正な解像度は線数(lpi)の2倍になります。
適正以上の解像度で入稿しても、印刷に合った線数で出力しますのでキレイに印刷されることはありません。

※解像度はPhotoshopやillustratorではppi=pixel/inchで表記されていますが、印刷では一般的にdpi=dot/inchが使われていますので、当サイトでは解像度=dpiと表記しています。

※上は適正解像度350dpiを、解像度不足の画像で印刷した場合のイメージです。

【印刷別適正解像度の一例】

  1. 新聞(モノクロ):85線 = 170dpi
  2. 新聞(カラー):100線 = 200dpi
  3. オフセット印刷:175線 = 350dpi
  4. 高精細印刷(写真集など):200線以上 = 400dpi以上
  5. グラビア印刷(凹版印刷):200線以上 = 400dpi以上
  6. モノクロ2諧調印刷:線数に関わらず = 600dpi〜1200dpi
  • ポスターなど離れて掲示される印刷物は大きさと距離によりB3版 = 250dpi〜B0版 = 75dpiと異なります。
  • 新聞や高精細印刷、グラビア印刷などは各社により異なりますので、データ作成の際は事前に打ち合わせが必要になります。
  • 適正以下の解像度で印刷した場合は、ボケた画像で印刷されます。また、適正以上の線数で印刷すると、網点がつぶれて汚い印刷物が仕上がる可能性があります。
  • 画像はPhotoShopでの作成になります。

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